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2009年10月 3日 (土)

日本小児内分泌学会:「性分化疾患」に統一

日本小児内分泌学会:「性分化疾患」に統一

 染色体やホルモンの異常で男女の区別が難しい疾患の新生児が不適切な性別判定や医療を受ける例が問題化するなか、日本小児内分泌学会(藤枝憲二理事長)は2日、宇都宮市で総会を開き、数十あるこうした疾患の総称を「性分化疾患」に統一することを決めた。不適切な医療の背景には、医師の間で症例が共有されていないこともあり、名称の統一で疾患への理解を深めるのが目的だ。

 こうした疾患の総称はこれまで「半陰陽」「インターセックス」などと呼ばれてきたが、蔑視(べっし)的な意味が潜んでいるとして、国際的にも見直しが課題とされてきた。同学会内には「異常や障害という言葉を使うべきではない」との意見が強く、「性分化疾患」でまとまった。

毎日新聞 2009年10月3日 東京朝刊

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