性同一性障害者の嫡出子 千葉法相「解決への道模索」
性同一性障害者の嫡出子 千葉法相「解決への道模索」
性同一性障害で戸籍上の性別を女性から男性に変えた宍粟市の夫が、弟からの精子提供を受け、人工授精で妻との間にもうけた子を嫡出子と認めるよう求めている問題で、千葉景子法相は26日の衆院予算委員会分科会で「どういう形で解決できるか考えさせていただきたい。性同一性障害ゆえに差別されることがあってはならない」と解決に前向きな姿勢を示した。
民主党の井戸正枝衆院議員(44)=兵庫1区=の質問に答えた。宍粟市の夫婦は昨年11月、同市役所に出生届を出したが嫡出子と認められず、子どもの戸籍がない状態が続いている。千葉法相は15日、夫婦と子どもに会い、手紙を受け取った。
井戸議員は質問の中で「主人を『父親』にしてください。息子を法律上でも存在する子にしてください」とつづった妻の手紙を紹介。千葉法相は「心の内が文面から伝わってきた。重く受け止めている」とした上で、解決に向けて当事者の声を聞く場を設ける方針も示した。
(神戸新聞)
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